新海誠監督の5作目となる「言の葉の庭」。本作は、映画のシーンの8割が雨を背景としています。物語の内容としては高校生と教師の淡い「恋」を描写しています。また、新海誠監督の真骨頂でもある映像美が話題となっており物語の内容と併せてそちらにも注目してみてください。そして今回紹介する、「言の葉の庭」のあらすじにはネタバレを含みますのでネタバレNGの方は十分にご注意ください。

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登場人物

タカオ(秋月孝雄)
本作の主人公。靴職人を目指す高校1年生

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ユキノ(雪野百香里)
本作のヒロイン。高校の古典教師。

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松本 
タカオの友人

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佐藤 松本の彼女
高校2年生 校内の事情に詳しい

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相沢 
高校3年生の女生徒

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2人の出会い

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主人公で高校1年生のタカオは、満員電車を乗り継いで毎朝通学していた。しかし雨が降っている日に限っては、真っすぐ学校には行かず午前中は都心の庭園で靴のスケッチをすると決めていました。タカオは密かに靴職人になりたいという夢を抱いていたのです。
雨が降る朝、いつものように学校をさぼって庭園に向かうと、そこにはチョコレートをつまみにビールを飲むという異様なスタイルでベンチに座るユキノがいた。タカオは、ユキノをどこかで見たような感じがして、「どこかでお会いしましたか」と尋ねると、ユキノは「いいえ」と否定した。しかしユキノは去り際に、ぼそっとタカオに聞こえないくらいの声で「会ってるかも」といったあと・・・・

『鳴る神の 少し響(とよ)みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ』

【訳】雷が少し鳴り響いてきた。雨が降れば、君をここに留めて置くことができるのに

と万葉集の短歌を言い残し去っていった。

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恋心と葛藤

梅雨入りを迎えタカオは午前中、学校をさぼって庭園で靴のスケッチをする日が多くなった。そしてタカオとユキノは交流を重ねて、仲を深めていった。やがてタカオは、今まで誰にも打ち明けたことがない靴職人になりたいという夢をユキノに語る。一方ユキノは仕事の悩みから味覚障害になってしまっていたが、タカオが作ったお弁当を食べることで徐々に味覚が戻ってきていることに気付く。

タカオはいつの間にか、夜寝る前と朝目覚める時に雨が降っていることを今まで以上に強く願うようになっていた。タカオはユキノに対して恋心を抱いていることに気づきながらも、相手は社会人の女性で、自分はただの15歳の高校生という歳の差に引け目を感じていたため自分の感情に蓋をしていた。

ユキノが学校を去るとき・・

梅雨が明けて、晴れの日が続きタカオとユキノが会うことはほとんどなくなってしまう。そしてタカオは、夏休みに入ってからは毎日バイトに明け暮れ靴の専門学校に通うための学費を貯めることに専念するようになる。

夏休みが明けてタカオが友人の松本とその彼女の佐藤と廊下を歩いている時に、ついにその瞬間が訪れる。いつも庭園であっているユキノとすれ違ったのだ。そして友人の松本と佐藤から、ユキノ先生が古典の教師であることや、理不尽なこと(3年の女生徒の彼氏がユキノ先生に惚れたことがきっかけで、その女生徒を中心にクラス中がユキノへの過剰な嫌がらせをした)が原因で学校に来ることが出来なくなり退職せざる負えなくなったことを聞く。

居ても立っても居られなくなったタカオは、3年の女生徒”相沢”のもとへ向かい、間髪入れず頬を叩いて抗議するが取り巻きの男子生徒に返り討ちに遭ってしまう。

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至福の時間と告白

ユキノが学校を去ってからタカオは、晴れた日に庭園に行った。そこにはユキノがいて二人は久々に庭園で再会する。そしてタカオはユキノが初めて会った時に言い残していった万葉集の短歌の返し歌を伝える。

『鳴る神の 少し響みて 降らずとも 我(わ)は留まらむ 妹(いも)し留めば』
【訳】雷が鳴って雨が降らなくても、私はここにいますよ

短歌に誘われるように雲行きが怪しくなってきて、バケツをひっくり返したような雨が降り出し、あっという間に二人はずぶ濡れになってしまう。2人は、雨宿りのためユキノの家に移動した。そこでは、とてもまったりとした時間が流れお互いがその時間を「幸せ」と感じていた。

そしてタカオは、ユキノ先生のことを好きだと伝える。ユキノは、一瞬「ハッ」となったが、教師と生徒という立場を考えてタカオのことを想い、その答えを受け流してしまう。ユキノの言葉に、タカオはムッとしたような感じでユキノの家を出ていく。ユキノはタカオの後を追いかけると、タカオから自分のことをばかにしていたんだろうという感じで言われてしまう。それを聞いたユキノは抑えていた感情が溢れだしタカオに抱きつき、自分はタカオに救われていたと告白する。

ユキノが実家の四国に帰ってしばらくしてからタカオのもとにユキノから手紙が届き四国で教師をしていることを知る。タカオはユキノのために作った靴が完成していたが、いつかもっと自分が成長したらユキノに会いに行こうと決意して物語はエンディングを迎える。

最後に

ここまで「言の葉の庭」のあらすじをネタバレを含めてお送りさせて頂きましたがいかがでしたか。実際の映画は47分程度の短編となっていますが、その短い時間の中に内容がギュッと凝縮されたものとなっています。
また、繊細に描かれた雨や街の美しさは映像でないとお伝えすることが難しいので、気になるという方は動画配信サービス等を利用して実際見て頂くのが一番かなと思います。
特に最後は、涙なしでは語れない感動のシーンとなっています。またそのシーンに合わせた 秦基博さんの「rain」もかなりおすすめです。

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